『ララランド』 金曜ロードショーで観たよ~
ララランド、観ました!
完全にネタばれするので、未視聴の方は気をつけてね♡
夜景を背にした二人の恋のシーンのダンスが美しい。
古典ミージュカルや名作ハリウッド映画を思い出させるシーンや、カメラの撮り方で、新しいのに、ちょっと懐かしい感じのする映画。
ハリウッドは、暖かくて、美しいところなのかなぁ~
暖かいから開放的な感じがするのかな~
いいなぁ~、と思った。
カラフルなのも、楽園的。
歌もさわやか~
ずっと題名だけは知っていたものの、観てなかった。
理由は、あまり良い評判を聞いていなかったから。
鬱エンドっていう話しだったし。
そして、みた結果は、「なんだ、ちゃんと面白いじゃん」
ラストは特に鬱ってほどでは・・・
今までみたことのあるミュージカルといえば・・・
「ウエストサイドストーリー」→女主人公、撃たれて死ぬ
「ダンサーインザダーク」→女主人公、処刑されて死ぬ
「オペラ座の怪人」→怪人が失踪
ハッピーエンドのミュージカルって、そもそも少ないような気がする。
それにこの映画のラストはハッピーエンドといえば、ハッピーエンドともいえる。
だって二人とも夢追い人で、二人とも夢がかなったわけだし。
そもそもエマもセバスチャンも才能ある人間だったから、暗さはない。
私も安心して、映画をみていられた。
それでも鬱エンドっていう表現が多いのは、わかる気もする。
原因はラストシーン。
二人の選びとれなかった、あったかもしれない現在を、映像として描くことで、より悲劇的になったのだ。二人で幸せになれた可能性もあったという事実が悲しい。
どうしてエマの子供(セバスチャンとの子供ではない)がわざわざ登場したのか、わからなかった。
でもエマとセバスチャンが、もう後戻りはできないし、することはない、ということを
はっきりさせるためには必要だった。
二人はすでに別々に歩き始めていて、その道はもう交わることはない。
だから、悲しくても爽やかなラストだった。
これが、少しでもよりを戻すかもしれない可能性を残すようなラストなら、私は不快だったと思う。
どうしたらエマとセバスチャンの仲がハッピーエンドで終われただろうか、とも考える。
どこで二人は間違えたのだろう?
もしエマが撮影に行くまえに、セバスチャンが「自分は待っている。恋人だ」と伝えたら、もしかしたら別れなかったかもしれない。
(まあエマは有名になってしまうから、どっちにしろ、最終的にはだめになった可能性もあるけど・・・)
でも、セバスチャンはエマの才能を知っていた。
一緒に夢をみた同志として、
誰よりも彼女の成功を願っていた。
だから「撮影だけに、集中して」と言ったんだろう。
いい奴だな、セバスチャン・・・
あと思ったこと・・・
◎エマがプリウスをレッカー移動されてた!のシーン後のCMは新型プリウス!
◎ラスト、エマが去って行くときのセバスチャンの前髪が真ん中一本だ!
いい映画だった!
点数は・・・95点かな~