T2 トレインスポッティング2 もう20年たったのか・・・
前作、トレインスポッティングは1996年の作品。
主人公のレントンのアイスバケツチャレンジの直後のような、
印象的な姿のポスターから、20年・・・
みんな年とったな・・・、という印象。
それは、わたしもいっしょ。
みんな20年、年をとったのだ。
そう考えるとふしぎだ。
あのころのわたしは、どこに行ってしまったのだろう?
この映画ではときどき、20年まえの4人が現れる。
ちょっと薄い映像で、幻のように。
ふしぎなのは、わたしは前作があまり好きではなかった。
音楽とか、映像はちょっとかっこよかったけど。
なにがいいたいのか、よくわからなかったし。
登場人物たちがいいかげんで、ろくに働きもしないのに腹が立った。
やることといえば、犯罪ばかり。
ぜんぜん麻薬をやめられないし。
トイレが汚い。
観ているだけで、不快。
でも、この映画で20年まえのレントンが出てくると、
とてもなつかしく思う。
ああ、そうだ。若かったよね、と思う。
いろいろと許せないこともあるけれど。
過去は変えられない。
そして、ちょっと胸が痛む。
いろいろと失敗したよね。
そういう映画だった。
だから前作を観た人は、観たほうがいい。
前回、楽しかった人は、思い出してたのしいだろうし、
楽しめなかった人も、今度は楽しめるかもしれない。
87点かな~