英国ドラマ 刑事モース 人物紹介 フレッド・サーズデイ編
フレッド・サーズデイ
引退間近の警部補。
モースの上司。
外出時には、帽子をかかせない、ダンディなおじさん。貫禄がある外見。歩くときの姿勢や歩き方も、なぜかかっこいい。
華奢で猫背のモースよりも、こちらのほうが主人公かと思うくらいだ。
そして中身もかっこいい。
ちょっと人生経験の足りない、若い主人公の刑事を補う役割が、ベテラン刑事というのは、よくあるパターンだ。
その場合、メチャメチャ怒る、怒って鍛えようとするタイプか、だらだらしてるけど、実は有能というタイプか、どちらかに分かれることが多い。
彼は、どちらかと言えば前者だろうか。
悪人には、よく怒鳴っているし。
悪い人間は、ぼこぼこにしてもいいという方針らしい。しかし、そんなサーズデイ警部補も、モースには冷静だ。
モースの良いところは、認めて褒めてのばし、
モースの悪いところは、理性的に注意する。
(あまりにもモースが聞いていないので、厳しく注意することはある)
上層部に対しては、モースを弁護してかばってやる。
(しかしモースがいる前では、かばわず、むしろ注意する)
理想の父親像か!
と言いたくなるが、お父さん的な感じもしなくもない。実際サーズデイは、二人の成人した子供を持つ父親だし。
モースが彼のありがたさを、本当には理解していなさそうなのも、親っぽい。
モースはサーズデイを、尊敬してはいるのだけれど、まだまだだな~
まだまだ、わかってないな~と思う。
ちゃんと感謝しないとね。
刑事モースは、地味でまじめでKYでぼんやりしたモース(非暴力)と、ダンディでかっこいサーズデイ警部補(暴力的)が、地味に事件を解決する、笑えるドラマです(←うそ)
wowowで観ると、CMなしの1時間30分なので、ちょっとした映画並みの長さだけど・・・